APRILグループのパルプ・ペーパーミルでどのように紙が作られているのかを知る
紙は私たちの日常生活の中で重要な役割を果たしています。コミュニケーションに使用し、人とつながったり楽しんだりするのに使用します。では、紙はどのように作られているのでしょうか?木材がどのように用紙に変わるのでしょう?
木材がミルに移されて紙になる前に、弊社では1億5,000万本以上もの木を植えます。木材が毎日使用している紙製品になるまでには、様々なプロセスがあるのです。しかし、主なステップは3つとなります。
パルプ化
製紙
仕上げ
Pulping
ステップ1
木の皮を剥ぎ、チップ化する
パルプ化の手始めとして、木の皮を剥ぎます。木から皮を剥がなければ、製紙には使えません。水はその場でフィルタリングし、他の木から再利用することによって水の無駄遣いを防ぎます。また、ミルや近隣の街の発電にも使われます。皮を剥いだ木は次にチップ化し、化学パルプ化のプロセスを施します。
ステップ2
化学パルプ化と機械パルプ化
このプロセスではリグニンと呼ばれる化学物質を分解し、その結果パルプが出来上がります。パルプは、仕上げられた紙よりも厚みがあります。
ステップ3
クリーニング
調整し、ふるいにかけ、乾燥させたら、パルプは大量印刷する新聞紙や雑誌の用紙として使用可能となります。しかし、紙となる前にもう少しパルプに作業を施す必要があります。
Papermaking
ステップ4
ヘッドボックス
製紙機に入れ、オリンピックで使用するスイミングプールの4倍の長さと、3階建てビルほどの高さまで伸ばします。ヘッドボックスと呼ばれる第一セクションから始め、横向きのスリットからパルプを入れて余分な水分を除去します。
ステップ6
プレスセクション
時速90キロの速さで薄いマットがプレスセクションに入れられ、50%もの水分が排出されます。製造過程で出る90%の水は再利用されます。
ステップ5
ワイヤーセクション
ここでは繊維が広がり、薄い用紙のような形となってきます。シート形成と呼ばれるプロセスです。
ステップ7
乾燥
何本も組み合わさる筒の上で、摂氏100度以上で用紙を乾燥させます。上質紙の製造はまだ終わりません。
Finishing
ステップ8
変形
乾燥した用紙の表面に化学品を施し、用紙の品質を改善します。その後、幅8.5メートルの巨大リールに巻き付けます。もちろん、その大きさではプリンターで印刷できないので、この後小さく切り分ける必要があります。
ステップ9
仕上げとパッキング
さらに仕上げをしてから見慣れたPaperOne™ のパッケージングをします。その後カートンに入れて世界中に船で輸送されます。お客様に配達され、次の作品の始まりとなります。