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紙を使用する銀行業務

紙により世界が動く

11世紀に中国で紙幣が導入されて以来、紙は金融業界で欠かすことのできない要素として存在してきました。「お金により世界が動く」のは事実ですが、そのお金を動かしているのは紙です。取引が行われる際、紙幣、請求書、領収書、契約書、合意書などは紙に印刷されており、紙が必要となります。デジタル時代となった今日、管理システムや運営をコンピューターに移行したとしても、金融業界では紙が信頼と信用の役割を担っています。

間違いを正し、簡単に情報を変えられるソフトコピーは、取引や合意を交わす際には採用すべきではありません。書面上の事柄は最後の1文字まで変更不能とすべきです。 銀行や他の金融機関においては、情報を安全に保管するために毎日何百回と紙に印刷をしています。ある金融業界に関係のある(匿名を希望する)人 によると、オンライン上の顧客サービスに紙は不要かもしれないが、その裏では各機関間で大量の紙が行き交っているとのことでした。

2017年12月に英国を拠点とするTwo Sidesが行った全世界における調査によると、「71%の人が個人情報を電子化されて保持されることにハッキング、盗難、紛失、悪用される不安を感じている」とのことでした。印刷物には永久性があり、変更されればすぐに追跡できてしまいます。実際、Two Sidesが行った全世界における調査によると、 「使用していた金融機関やサービス提供者がデジタル化が必須だと言った場合、44%もの回答者が使用する機関を変えると答えた」 とも分かっています。このように、紙の不変性は電卓同様、銀行や金融業界では重要な点と言えます。

Financial instutions print on paper

コストを意識しながら紙を使用できるという点は、銀行や金融業界にも朗報でしょう。ProDigi™ HD印刷技術では、最大18%のインク使用量を節約できます。インクが節約できると、お金も節約できます。さらに、長年の研究の結果、ProDigi™ HD印刷技術では摩擦が減り、プリンターの寿命が長くなるので、ここでもコスト節約となります。

「印刷」ボタンを押したら仕事が終わり、ということはありません。

合意書のスケジュール部分に少し汚れが付いただけでも、法的有効性を脅かす可能性があります。印刷したばかりのインクで生じがちな、ほんの小さな事故による汚れのために印刷し直すことは、時間、インク、紙の無駄遣いです。プリンターのインクにも速乾性を特徴としているものがあるのと同様に、紙にも湿気に強い特徴を持たせることができます。ProDigi™ HD印刷技術はインクが乾くのが速く、きれいでシャープな印刷物に仕上げることができます。

金融関連の書類は今後も引き続き参照され続け、紙が古くなったりインクが滲んだり線がぼんやりしたりするリスクがあります。その結果、ローン契約書で9が8に見える可能性もあり、銀行と顧客間の信頼を脅かすリスクもあります。 ProDigi™ HD 印刷技術ではインクの滲みが23%減り、黒色は17%濃くなります。

銀行や金融業界の競争が激化する中で、ブランディングや色の使い方はこれまでになく重要となってきています。銀行や金融機関のブランド店舗において色使いは重要で、青、赤、緑が使用されがちです。ProDigi™ HD印刷技術は色の鮮明さを34%高めます。

Use of color printing on paper by financial institutions

法やブランドを超え、銀行や金融業界にさらなる圧力が加わっています。環境にやさしいことは選択肢ではなく、コンプライアンスの問題となっており、果たすべき責任と見なされています。その中で紙資源や持続可能性、地域社会への配慮が主に配慮が必要な点となっています。PaperOne™ の用紙は企業の環境に対する方針やコンプライアンス問題に適合します。もっと読むには、こちら。

重要な点は、銀行や金融機関において法的な観点からいかに紙が重要で、今後もそれは変わらないということです。近い将来もこの傾向は続くでしょう。

ProDigi™ HD印刷技術を使用したPaperOneについて、もっと知りたい場合は、こちら